修理時の注意点 【AQUOS Rシリーズ修理の注意点】コピー品と純正の違い|パネル下ケーブル固定が不具合防止の鍵

2025-10-10
【Rシリーズ修理の注意点】コピー品と純正の違い|パネル下ケーブル固定が不具合防止の鍵【業者様向け卸・即日発送】

【Rシリーズ修理の注意点】コピー品と純正の違い|下部ケーブル固定が不具合防止の鍵

Rシリーズ(例:R5G)は構造上デリケートで、壊れやすく修理難易度が高い機種です。特にパネル下部のフレックスケーブルの取り扱いが品質を左右します。

コピー品パネルは「ケーブル未固定」の個体があり、そのまま装着すると 液晶漏れ/ゴーストタッチ/画面の異常発光につながるリスクが高まります。

写真で比較:コピー品(左)と純正(右)の構造差

Rシリーズのパネル裏面比較:左がコピー品(下部ケーブル未固定)、右が純正(ケーブル固定済み)
左:コピー品(固定なし)/右:純正(ケーブル固定あり)- 下部ケーブルの固定状態が異なる

なぜ不具合が起きるのか(メカニズム)

  • 未固定のケーブルが圧迫・曲げ応力を受ける → ガラスとOLED/LCD層にストレスがかかり、液晶漏れの起点に。
  • ケーブル位置ズレで接点が不安定 → ゴーストタッチやタッチ誤検知。
  • 導通が揺らぐ・漏電気味になる → 画面の異常な発光(チラつき・ピカピカ点灯)

対策:装着前に「下部ケーブルをテープ固定」

  1. パネル裏面のケーブル取り回しを確認し、折れ・ねじれがない直線状態に整える。
  2. 耐熱・糊残りの少ない電子機器用テープで、純正と同等ポジションに面で固定する(点止めはNG)。
  3. 組み込み時は押し込まない・曲げないを徹底。はまりが悪いときは内枠やケーブル位置を再点検。
  4. 装着後、タッチテスト・発光ムラ・微振動を数分チェックし、異常がなければクローズ。
現場のコツ:
  • コピー品はロット差が大きい。受入検品時に固定の有無を確認し、必要なら先に固定処理。
  • テープ端部は段差にかからないように。浮き・剥がれが応力集中の起点になる。
  • 再修理リスクを下げるため、作業写真を保存(後日の説明がスムーズ)。

コピー品と純正の比較まとめ

項目 コピー品(左) 純正(右)
下部ケーブルの状態 未固定の個体あり/位置ズレ・折れやすい テープで確実に固定/ストレス分散
装着時のリスク 液晶漏れ・ゴーストタッチ・異常発光が起きやすい 適切装着で不具合リスク低い
推奨対策 装着前に必ずテープ固定を追加 固定状態を確認し、無理な圧入を避ける
業者様向けご案内:

Rシリーズ対応のフロントパネルをご提供しています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. どのテープを使えばよいですか?

耐熱性・絶縁性のある電子機器用テープ(ポリイミド等)を推奨します。糊残りが少なく、面でしっかり固定できるものを選定してください。

Q2. 既にチラつきやゴーストタッチが出ています。改善しますか?

ケーブルの再固定と再組み込みで改善するケースはありますが、既に液晶漏れが発生している場合はパネル交換が必要です。

Q3. 純正でも不具合は起こりますか?

ゼロではありません。無理な圧入・ケーブルの折れ・異物噛みがあると純正でも不具合が起こります。装着手順と最終チェックを徹底しましょう。

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